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「頑張らない英文法」(西澤ロイ)さんの感想です。

アマゾンで英語関係の本を探そうとすると、上位に出てきます。

気になりましたので、購入してさっそく読みました。

頑張るというのは暗記を意味していて、この本は暗記をしないで納得して英語を身に付けていきましょうというのがコンセプトです。
内容も難しい英単語が出てこないので、最後まで読破することができました。

「なるほど、へえー、知らなかった」という内容で特に印象に残ったものを、紹介したいと思います。

まず、at night  「夜に」という意味ですが、in the morning , in the afternoon, は in なのに、なぜ、夜は at なのか?

言われてみれば、不思議です。

時間というものは、朝だろうが、昼だろうが、夜だろうが、同じ長さです。

朝の1時間と夜中の1時間の長さが違うということはありません。

in は「中になる空間を感じることができる」ときに使うという説明が書かれています。
 
例えば

I went to the park in the morning.

これは、朝の時間帯という「時間の空間、幅」のある中で公園に行ったということですよね。

30分くらいは時間がかかったかもしれません。

こういうときに in を使います。

では、at は点です。 at 6:30 のように、空間や幅がないときに、ある1点を指し示すときに使います。

先ほどの at night に話を戻しますが、では、なぜ、ここが at なのか?

答えを言いますね。「寝ているからです。」

「えっ、そんなこと」と思ったのですが、そうなんです。

夜は太陽が出ていないので、活動していない、だから、点としてとらえるのです。

そうすると、夜中に活動するときは、in the night を使うのです。

We talked often in the night,「よく夜中にしゃべった」

「夜に」イコール at night と覚えるのではなく、納得しましょう。

というのが、こういうことだったのですね。




もう一つだけ、えーそうだったんだ!というのがあったので、紹介させてください。

この本の「はじめに」の中で言葉が違えば、意味は違うんだよと書かれています。

それが、なるほど、と納得したところがあります。
本の方ではレッスン9の「英語の骨格を理解しよう」に出てきます。

She sent me a letter.

She sent a letter to me.

は意味が違う。

これは書き換え問題でよくやりませんでした。to を持ってきてやればいいんだよなって。

でも、この本では意味が違うんだと言っています。

どう違うのか、

上の She sent me a letter. これは、手紙が私に渡ってます。彼女が私に手紙を送って、それが私に届いてますという事実を述べているというのです。

一方、下の She sent a letter to me.

こちらは、彼女が手紙を私に向けて送ったという事実を表しています。つまり、ポストに投函あるいは、郵便局に出した。そういう事実を示しているので、私に手紙が届いているかどうかはわからないと。

なるほと、と思いましたか?

もし、このような話に興味を持たれたら、一度この本を手に取ってみてください。

こんな、こまかいニュアンスの違いなんか、めんどくさいので、両方同じでいいです。

と思われた方は最後までこの本を読むことができませんので、読まないことをお勧めします。

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